新規のお客様を集めるコストは年々上がっており、一度購入してくれたお客様にいかに再度購入してもらうかが、EC運営の収益性を大きく左右します。メルマガとLINEは、どちらも「お客様と再びつながる」ための手段ですが、開封される確率や伝えられる情報量には違いがあります。

この記事で分かること
  • メルマガとLINEの根本的な違い
  • それぞれに向いている情報・タイミング
  • 両方を使う場合の役割分担の考え方
  • 始めるときの注意点

メルマガとLINEの違い

比較項目 メルマガ LINE公式アカウント
開封率の傾向 比較的低め 高めで、既読されやすい
伝えられる情報量 長文・複数商品の紹介に向く 短く要点を絞った内容に向く
配信コスト 登録者数が増えても比較的安価 配信数に応じて費用が発生する場合がある
お客様との距離感 やや事務的・フォーマル 親しみやすく、双方向のやり取りもしやすい

この表からも分かるように、メルマガは「じっくり読んでもらう」情報発信に、LINEは「短く確実に届ける」連絡手段に向いています。どちらが優れているというより、伝えたい内容の性質によって使い分けるべきものです。

メルマガは「読み物」、LINEは「連絡」。この役割の違いを意識するだけで、どちらを使うべきか自然と見えてきます。

それぞれに向いている情報・タイミング

01

メルマガが向いている内容

新商品の詳しい紹介、季節の特集企画、複数商品をまとめたキャンペーン案内など、ある程度の文章量で魅力を伝えたい内容に向いています。読む・読まないをお客様自身が選びやすい点も特徴です。

02

LINEが向いている内容

「本日20時からセール開始」のような即時性の高い告知や、在庫わずかの商品の案内など、短時間で行動を促したい場面に向いています。カゴ落ちのリマインドにも活用しやすい手段です。

定期購入の記事でも触れた「配送前のリマインド」のような、すぐに反応してほしい連絡には、開封率の高いLINEの方が適しています。一方で、ブランドの世界観をじっくり伝えたいコンテンツは、メルマガの方がじっくり読んでもらいやすい傾向があります。

両方を使う場合の役割分担

1
LINEは「今すぐ行動してほしいこと」に絞る

セール開始・在庫僅少・カゴ落ちリマインドなど、即時性の高い情報に配信内容を絞り込みます。配信頻度を上げすぎると、ブロックされるリスクも高まるため注意が必要です。

2
メルマガは「じっくり伝えたいこと」を担当する

商品のこだわり、活用方法、ブランドストーリーなど、少し長めの文章でも読んでもらいたい内容はメルマガに任せます。

3
登録のタイミングを分ける

購入直後はLINEへの登録を促し、その後メルマガも案内するなど、無理なく両方に登録してもらう導線を設計します。一度に両方を案内すると、どちらも登録されずに終わることがあります。

始めるときの注意点

どちらの手段も、始める前に「何のために配信するのか」を明確にしておくことが大切です。目的が曖昧なまま配信を始めると、宣伝ばかりの一方的な発信になり、ブロックや配信停止につながりやすくなります。お客様にとって役立つ情報や、ちょっとした楽しみになるような内容を意識しながら、無理のない頻度で続けていくことをおすすめします。

  • ✓メルマガとLINEの役割を意識して使い分けているか
  • ✓配信頻度が多くなりすぎていないか
  • ✓登録を促す導線が無理のない設計になっているか
  • ✓宣伝だけでなく、役立つ情報も配信できているか