この記事は一般的な著作権の基礎知識をまとめたものです。個別の事案における著作権の判断については、弁護士など専門家にご相談ください。
- 著作権とは何か・何が保護されているか
- Webサイトで「やってしまいがちな」著作権侵害のパターン
- 画像の正しい使い方——フリー素材・購入画像・自分で撮った写真
- 文章・テキストコンテンツに関する注意点
- フォント・デザイン素材の著作権について
著作権とは何か
著作権とは、文章・写真・イラスト・音楽・動画などの「創作物(著作物)」を作った人(著作者)が持つ権利です。日本では著作物を創作した瞬間に自動的に発生し、登録や申請は不要です。「著作権フリー」という言葉はよく使われますが、正確には「使用条件が緩やかな」という意味であり、完全に権利がないわけではありません。必ず利用規約を確認することが必要です。
著作権は創作した
瞬間に自動で生まれる
著作者の死後、著作権が
存続する期間(原則)
「フリー素材」でも
必ず利用規約の確認が必要
やってしまいがちな著作権侵害のパターン
Google画像検索の結果をそのまま使う
Google画像検索に出てくる画像のほとんどは、誰かが著作権を持っています。「検索で出てくるから使っていい」ということはありません。画像を使用するには、著作権者の許可を得るか、著作権フリーの素材を正規のルートで入手する必要があります。「商用利用可・クレジット不要」と明記されたフリー素材サイト(UnsplashやPixabayなど)からダウンロードすることが安全です。
他のサイトの文章を「参考に」書き写す
文章にも著作権があります。競合他社やブログの文章を読んで「参考にしながら自分なりに書き直した」つもりでも、表現がほぼ同じであれば著作権侵害になる可能性があります。情報(事実・データ)自体には著作権はありませんが、その表現方法(文章の書き方)には著作権があります。情報を参考にして、自分の言葉で一から書くことが必要です。
購入した素材を規約外で使う
Adobe Stock・Shutterstockなどで購入した素材には利用規約があります。「1ライセンス購入=1サイトのみ使用可」「SNS広告への使用は追加ライセンスが必要」などの制限があることがあります。購入時に利用規約を確認せずに使いまわしをしていると、気づかないうちに規約違反になっていることがあります。
フォントの商用利用規約を確認していない
Webサイトやロゴに使うフォントにも著作権があります。無料でダウンロードできるフォントでも「個人利用のみ可・商用利用不可」のものがあります。ビジネス目的のWebサイトに使うフォントは「商用利用可」であることを必ず確認してください。Googleフォントは商用利用可・無料で使える安全な選択肢です。
正しい画像の入手・使用方法
| 画像の種類 | 安全に使うためのポイント |
|---|---|
| 自分で撮影した写真 | 最も安全。ただし写り込んだ人物・建物・商品に別の著作権・肖像権が発生する場合があるため注意 |
| フリー素材サイトの画像 | 利用規約で「商用利用可」を確認してからダウンロード。Unsplash・Pexels・ぱくたそは商用利用可 |
| 有料素材サイトの画像 | 購入時のライセンス内容を確認。使用できるサイト数・用途に制限がある場合がある |
| AIが生成した画像 | 生成AIサービスの利用規約によって異なる。商用利用の可否・著作権の帰属を各サービスで確認が必要 |
| Google検索結果の画像 | 原則として使用不可。著作権者に許可を得るか、フリー素材で代替する |
「ネット上にあるものは自由に使える」という感覚が、著作権トラブルの入り口になりがちです。「誰かが作ったもの」には必ず権利があると考えることが基本です。
- サイトで使っている画像の入手元と利用規約を確認したか
- Google画像検索から直接保存した画像を使っていないか
- フォントの商用利用が許可されているか確認したか
- 文章が他のサイトの表現をそのまま使っていないか確認したか
- 有料素材のライセンス内容(使用サイト数・用途)を確認したか








