WordPressのテーマは数千種類以上あり、無料のものから数万円の有料テーマまで揃っています。「多機能なほど良い」と思いがちですが、使わない機能が多すぎるテーマはサイトを重くし、カスタマイズが難しくなります。自分のビジネスに合ったシンプルなテーマを選ぶことが、長期的に使いやすいサイトの土台になります。

この記事で分かること
  • WordPressテーマとは何か(仕組みを簡単に)
  • 無料テーマと有料テーマの違い
  • テーマを選ぶときの5つのチェックポイント
  • 小規模ビジネスにおすすめのテーマ
  • テーマを変更するときの注意点

テーマとは何か

WordPressのテーマとは、サイトのデザイン・レイアウト・フォント・配色などを一括で管理するテンプレートです。テーマを変えるだけで、同じ内容でも見た目が大きく変わります。人間で言えば「服装」のようなものです。コンテンツ(記事・文章)はテーマを変えても引き継がれます。

無料テーマ vs 有料テーマ

比較 有料テーマ 無料テーマ
費用 1万〜3万円程度(買い切りが多い) 無料
サポート 開発元のサポートや日本語ドキュメントがある場合が多い サポートが限られる場合がある
デザインの質 高品質なデザインが多い ピンキリ。質の高いものもある
日本語対応 国産テーマは日本語環境に最適化されている 海外製は日本語フォントや縦書きが苦手なことも

小規模ビジネスで長く使うなら有料テーマへの投資は十分元が取れます。国産のWordPressテーマ「SWELL」「JIN:R」「Lightning」などは日本語環境に最適化されており、初心者でも扱いやすいです。

テーマを選ぶ5つのチェックポイント

01

表示速度が軽いか

多機能な「全部入り」テーマは、使わない機能のコードも読み込むため重くなりがちです。デモサイトのPageSpeed InsightsスコアがモバイルでGood(90点以上)かを確認してください。軽量なテーマを選ぶことが表示速度と検索順位の土台になります。

02

スマートフォン対応(レスポンシブ)か

現在リリースされているテーマのほぼすべてがレスポンシブ対応ですが、念のためデモをスマートフォンで確認してください。特にメニューの表示・ボタンの大きさ・フォントサイズを確認します。

03

ブロックエディター(Gutenberg)に対応しているか

WordPressの標準エディターはブロックエディター(Gutenberg)です。これに対応していないテーマは使いにくくなる場合があります。「Gutenberg対応」「ブロックエディター対応」と明記されているテーマを選びましょう。

04

定期的に更新されているか

テーマの最終更新日を確認してください。WordPressのバージョンアップに対応するためには、テーマも定期的に更新される必要があります。1年以上更新が止まっているテーマはセキュリティリスクになる可能性があります。

05

デモデザインが自分のビジネスのイメージに近いか

テーマのデモサイトを見て「このデザインの方向性に近づけたい」と感じるものを選びます。大幅なカスタマイズが必要なテーマを選ぶより、最初から方向性が近いテーマを選ぶほうが完成までの工数が少なくなります。

テーマを変更するときの注意点

注意1テーマ変更前は必ずバックアップを取る
テーマを変更すると、現在の表示が大きく変わります。変更前に必ずサイト全体のバックアップを取ってから行ってください。UpdraftPlusで事前にバックアップを実行しておきましょう。
注意2テーマ独自の機能で作ったコンテンツは引き継がれない場合がある
前のテーマ専用のブロックや設定で作ったコンテンツは、テーマ変更後に正しく表示されなくなることがあります。テスト環境でテーマ変更を試してから、本番に適用することをおすすめします。
注意3「子テーマ」を使ってカスタマイズする
テーマのコードを直接編集すると、テーマ更新時にカスタマイズが消えてしまいます。CSSや機能を追加する場合は「子テーマ」を使ってカスタマイズするのが正しい方法です。制作会社に依頼する場合も、子テーマを使っているかを確認してください。
  • テーマのPageSpeed InsightsスコアをモバイルでGood(90点以上)か確認したか
  • テーマが定期的に更新されているか(最終更新日)を確認したか
  • ブロックエディター対応かを確認したか
  • テーマ変更前にバックアップを取ったか
  • カスタマイズを加える場合、子テーマを使う設定になっているか