ホームページを公開したあと、「次は何をすればいいですか?」と聞かれることがよくあります。そのときにお伝えするのが、ブログを定期的に書き続けることです。ただし、何でもいいから書けばいいというわけではありません。集客を目的にするなら、書く前に「誰に・何を・なぜ」届けるのかを意識することが大切です。

この記事では、ブログが集客に効く仕組みから、記事の構成・テーマの選び方・続けるコツまでを順番に説明します。

この記事で分かること
  • ブログがなぜ集客に効くのか、その仕組み
  • 集客につながる記事と、そうでない記事の違い
  • テーマに迷わないための3つの引き出し
  • 読まれる記事の構成と、書き始めるための手順
  • 無理なく続けるための現実的なペースの作り方

ブログはなぜ集客に効くのか

ホームページのトップページやサービスページは、一度つくったらほとんど変わりません。しかしブログは記事を追加するたびに、Googleに対して「このサイトはまだ動いている・新しい情報がある」というシグナルを送ることができます。更新頻度の高いサイトは、検索結果で有利になりやすい傾向があります。

3.5倍
ブログを更新している企業が
持つ検索流入の多さ
月2〜4本
効果を感じ始める
記事投稿の目安ペース
6ヶ月
継続すると流入が
安定し始める目安

さらに、ブログはお客さんとの「信頼の積み上げ」でもあります。「この先生はいつも丁寧な情報を発信している」「この店は自分の悩みをよく分かっている」という感覚が、来店・予約・問い合わせの背中を押します。広告は止めたら終わりですが、ブログ記事は書いた分だけ資産として積み上がり続けます。

ブログは費用をかけずに育てられる、24時間働く営業担当です。書いた記事は消えない。

集客につながる記事と、そうでない記事の違い

「ブログを書いているのに効果がない」という場合、記事の内容が「お客さんの検索」とずれていることがほとんどです。日記のような内容や、自分が書きたいことだけを書いていても、新しいお客さんには届きません。

集客につながりやすい記事 ◎ 効果が出にくい記事 △
お客さんがよく悩んでいることへの回答 「今日のランチはカレーでした」などの日記
「〇〇市 ××症状 おすすめ」など地域×悩みの内容 専門用語だらけで一般の人には分かりにくい内容
季節・時期に合わせたタイムリーな情報 内容が薄く、読んでも何も得られない記事
サービスの詳細や、こだわりの理由を深掘りした記事 他のサイトからコピーしたような内容
「〇〇とは?」など、検索されやすい疑問を解消する記事 写真も見出しもなく、読みにくい長文

大切なのは「自分が書きたいこと」より「お客さんが知りたいこと」を出発点にすることです。書く前に一度、「このテーマを検索するとしたら、どんな言葉で検索するだろう?」と想像してみてください。その言葉が、記事のタイトルや見出しのヒントになります。

テーマに迷ったときの3つの引き出し

「何を書けばいいか分からない」という声に対して、いつもお伝えしている3つの引き出しがあります。どれも特別な知識は不要で、日頃の仕事の中にヒントが眠っています。

01

よく聞かれる質問をそのまま記事にする

来店時にお客さんからよく聞かれることは、そのままブログのテーマになります。「施術のあとは運動してもいいですか?」「カラーはどのくらいの間隔がいいですか?」――こうした質問は、同じことを検索しているお客さんが必ずいます。答えを記事にするだけで、新しいお客さんに届くコンテンツができあがります。

02

季節・時期のネタを先回りして書く

「梅雨の時期に多い肩こりの原因」「年末年始の食べ過ぎリセット」「春の新生活で気になる〇〇」――季節に連動した記事は、タイムリーな検索に引っかかりやすくなります。年間のカレンダーにあらかじめネタを書き込んでおくと、「書くことがない」という状況を防げます。

03

サービスの「なぜ」を深掘りする

「なぜその施術方法を採用しているのか」「なぜその素材・道具を使っているのか」「なぜこのメニューを作ったのか」――トップページには書ききれないこだわりや理由を、ブログで丁寧に伝えることができます。読んだお客さんが「このお店は信頼できそう」と感じるきっかけになります。

読まれる記事の構成、5つのステップ

テーマが決まったら、次は記事の構成です。いきなり本文を書き始めると途中で迷子になりがちです。まず骨格を作ってから肉付けすると、書くスピードが上がります。

1
タイトルを先に決める

タイトルはお客さんが最初に目にする部分で、クリックされるかどうかを左右します。「〇〇な人向け」「〇〇の理由」「〇〇とは」のような形式が読まれやすいです。また、地域名や具体的な症状・悩みをタイトルに入れると、検索に引っかかりやすくなります。

2
冒頭で「誰向けか・何が得られるか」を伝える

記事の最初の2〜3文で、「この記事は誰に向けたものか」「読むと何が分かるか」を明確にします。読み始めた人が「自分に関係ある」と感じなければ、すぐに離脱されてしまいます。お客さんの悩みに直接語りかけるような書き出しが効果的です。

3
見出しで記事の骨格を作る

本文を書く前に、h2・h3の見出しだけを先に並べておきます。見出しの一覧を見て「流れが分かるか・論理が通っているか」を確認してから本文を埋めていくと、まとまりのある記事になります。見出しはGoogleも読んでいるため、キーワードを自然に含めることも意識します。

4
本文は「一文を短く・一段落を3〜4行」で書く

スマートフォンで読まれることを前提にすると、長い段落は読まれにくくなります。一つの段落で伝えることを一つに絞り、3〜4行を目安に改行します。難しい言葉より平易な言葉を選び、「書いている自分」より「読んでいるお客さん」の目線で読み返しましょう。

5
最後に「次の行動」へ誘導する

記事を読み終えたお客さんに「次に何をしてほしいか」を示します。予約フォームへのリンク・関連記事の案内・お問い合わせへの誘導など、ひとつだけ明確に示すことが大切です。「良い記事だったけど、何もしなかった」という状況を防ぐための締めくくりです。

書く前に確認したい、記事のチェックリスト

  • タイトルに地域名・悩み・キーワードが入っているか
  • 冒頭100文字以内に、記事のテーマが分かる言葉があるか
  • 見出し(h2・h3)だけ読んで、記事の流れが伝わるか
  • 一段落が5行を超えていないか(スマホで読みにくくなる)
  • 写真・画像が少なくとも1枚入っているか(アイキャッチを含む)
  • 他のサイトとほぼ同じ内容になっていないか(独自の視点があるか)
  • 記事の最後に、次の行動へ誘導する一文があるか
  • 誤字・脱字を声に出して読んで確認したか

続けるための、現実的なペースの作り方

ブログが続かない最大の理由は「毎回ゼロから書こうとすること」です。書くハードルを下げるには、仕組みを作ることが大切です。

Q月に何本書けばいいですか?
最低でも月2本、できれば月4本(週1本)が目安です。少ない本数でも質の高い記事を積み重ねるほうが、量だけ多くて薄い記事より効果的です。まずは月2本を3ヶ月続けることを目標にしてみてください。
Q何文字くらい書けばいいですか?
集客目的の記事は、800〜1,500文字程度が現実的な目標です。無理に長くする必要はありません。「読んで役に立った」と感じてもらえる内容であれば、文字数より内容の充実度が大切です。
Q書く時間がなかなか取れません。
「書く時間を作る」より「ネタを貯める習慣」を先につくりましょう。お客さんに何かを説明したとき、気になることがあったとき、スマートフォンのメモに記録しておくだけで、書くときに「ゼロから考える」手間が大幅に減ります。
Q文章を書くのが苦手です。
お客さんに口で説明するつもりで書くと、難しく考えなくて済みます。まず話すように書いてみて、あとで読み返して整える、という順番でOKです。うまく書こうとする必要はありません。「正確に・分かりやすく」が伝われば十分です。
続けるための仕組み・3つのヒント
  • 年間のテーマカレンダーを作り、12ヶ月分のネタを先に並べておく
  • スマートフォンのメモアプリにネタ帳を作り、思いついたらすぐ記録する
  • 「完璧な記事より、公開した記事」。書いたら出すを繰り返し、後から修正する

ブログは、始めた日よりも続けた日数のほうが重要です。3ヶ月後、半年後、1年後に振り返ったとき、積み上がった記事が集客の土台になっています。oto-productionsでは、制作後も「何を書けばいいか」という相談に乗っています。一人で続けるのが難しいと感じたら、気軽にご連絡ください。