更新を続けているサイトほど、過去の情報も増えていきます。新着情報だけを見ていると、サービス紹介の古い条件や、以前配布したPDFの料金に気づきにくくなります。
ここでいう棚卸しは、すべての文章を書き直す作業ではありません。今も正しい情報かを確かめ、直す順番と担当を決める時間です。30分で全ページを終わらせようとせず、少しずつ確認範囲を回していきましょう。
- 先に確認したい情報の選び方
- ページごとの管理メモの項目
- 残す・直す・まとめる判断と次回へのつなげ方
最初の10分は、お客様の判断に影響する情報から
まずは料金、営業時間、連絡先、受付中のサービス、募集状況など、間違っていると困る情報を開きます。担当者の記憶ではなく、現在の運営内容や料金表と照らし合わせてください。
次に、今月変更した内容がどこへ載っているかを探します。値上げを料金ページへ反映しても、サービス紹介の本文やダウンロード資料が古いことがあります。「更新したページ」だけでなく、「同じ内容を載せた場所」を一緒に確認するのがポイントです。
| 確認すること | 見直すポイント |
|---|---|
| ページ・資料の名前 | 対象のURLやファイルを記録する |
| 確認する情報 | 料金、日付、受付条件、担当者など |
| 判定 | そのまま、修正、統合の検討、終了表示など |
| 担当・期限 | 誰が事実を確認し、いつ直すか |
| 最終確認日 | 作業日ではなく、内容を確認した日を残す |
次の10分で、直す内容を具体的にする
「ページを改善する」だけのメモでは、次に開いたときに考え直す必要があります。「旧プランの申込ボタンを外す」「PDFの料金を新料金へ差し替える」のように、必要な作業を一つずつ書きます。
その場で分からない情報は、推測で書き換えず、確認する相手と期限を決めます。文章を直す人と事実を判断する人が違う場合は、誰の確認が終われば公開できるかも記録すると、作業が止まりにくくなります。
古い記事は、年数だけで削除しない
昔の情報でも、背景や考え方が今も役立つ記事はあります。日付が古いという理由だけで削除せず、内容が現在も正しいか、読者に必要かを見て判断します。
期間が終わったイベントなら、開催済みと表示して記録を残す方法があります。説明が重複した複数ページなら、基準になる一つへ内容をまとめることも考えられます。ただし、削除やURL変更は既存のリンクへ影響するため、移動先や案内方法を制作担当と確認してから進めましょう。
PDF・画像・外部の受付先も忘れない
ページ本文を直しても、画像の中の料金やPDFの資料は自動では変わりません。サイトに置いたファイル、フォームの選択肢、外部予約ページなど、利用者が実際に見る先まで確認します。
同じ内容を何か所にも掲載していると、次の更新でも漏れが起きやすくなります。詳しい条件を一つのページへまとめ、ほかの場所から案内するなど、今後の管理を楽にする整理も少しずつ進めましょう。大きな変更は月末の短時間で無理に終わらせず、別の作業として予定を取ります。
最後の10分で、優先順位と次回の範囲を決める
読み手に影響する誤りを先に直し、表現の微調整は後へ回します。掲載を続けるか判断が必要な情報、承認が必要な変更、作業量の大きな修正を分けると、何から始めるかが見えます。
今月は料金と連絡先、来月はサービスと実績、次は過去のお知らせ、というように範囲を回しても構いません。一度確認したページにも、次の確認日を残します。担当者の頑張りではなく、繰り返せる小さな手順にしておくことが継続の助けになります。
- 料金・日時・連絡先から確認した
- 同じ情報を載せた別ページも見た
- 分からない事実の確認先を決めた
- PDFや予約先の古い表示も確認した
- 修正の担当・期限と次回の範囲を記録した
棚卸しの成果は、直したページ数だけではありません。「どこに何があり、誰が確認できるか」が見えることにも意味があります。今月はよく使う三つのページから、確認日を残してみましょう。








