AIを使うのに、プログラミングの知識や難しいパソコンのスキルは1ミリも必要ありません。あなたが普段、LINEでお友達に話したり、お店のスタッフに指示を出すように、普通の日本語で話しかけるだけで、日々の面倒な事務作業や文章作成のプレッシャーを引き算してくれます。大切なのは、AIを「検索道具」ではなく「対話する人間」として扱うことです。

この記事で分かること
  • ITが苦手なオーナーがAIの恩恵を最も実感できる具体的な仕事内容
  • 思った通りの答えをスパッと引き出すための、話しかけ方のコツ(呪文不要)
  • 最初の1週間で試すべき、ChatGPTとの付き合い方のステップflow
  • AIをビジネスに取り入れる際に絶対に守るべき注意点

AIアシスタントに任せるべき「得意な仕事」

すべての仕事を任せることはできませんが、特に小さなお店のオーナー様を日々苦しめる「文章をゼロから考える」という作業において、AIは圧倒的な実力を発揮します。

01

ブログやSNSの「見出し・ネタ出し」の壁

「インスタの投稿ネタが尽きた…」という時、「大阪の北浜にあるカフェのオーナーです。インスタグラムでお客様に親近感を持ってもらうための投稿のテーマ案を10個考えて」と頼んでみてください。ほんの5秒で、自分では思いつかなかったユニークな切り口のアイデアが画面に並びます。

02

丁寧なお知らせ文章の「下書き作成」

「お盆休みの営業日変更のお知らせ」や「新メニューの告知文」など、失礼のない丁寧な文章を作るのは意外と時間がかかります。箇条書きで「・お盆は13日から15日まで休み・16日から通常営業・丁寧な敬語で小さなお店のブログ用に書いて」と渡すだけで、完璧な下書きが一瞬で完成します。

03

長文テキストの「誤字脱字チェック・要約」

自分が一生懸命書いたブログの文章を貼り付けて、「誤字脱字や、日本語としておかしい部分があったら優しく教えて」と頼むと、優秀な校正係として細かくチェックしてくれます。送信前に安心感を得られる心強いパートナーです。

AIと付き合うための「3つのステップ」

最初の1週間、段階を踏んで慣れていくためのシンプルな流れです。焦らずおしゃべり感覚で始めてみましょう。

1〜2日
ただの雑談から始めてみる

まずはスマホにアプリを入れ、「こんにちは。今日からよろしくね。小さなお店を経営していて、文章作りが苦手な私のサポートをしてほしいです」と話しかけて、どんな風に返事が来るかの感覚を掴みます。

3〜4日
役割を与えて指示を出す

「あなたはプロのコピーライターです」と最初に役割を与えてから、先述の告知文や見出しの作成を依頼します。これだけで、返ってくる言葉の質が劇的にシャープになります。

5〜7日
ダメ出しをして修正してもらう

一発で完璧な答えは来ません。「ありがとう。でも、ちょっと堅苦しいから、もう少し親しみやすい優しいトーンに直して」「文章を半分くらいの長さに短くして」と会話を重ねて、理想の形に追い込みます。

AI活用の「DO・DON’T」

AIを使う上で、絶対にやってはいけないことと、正しいスタンスを整理しました。

DO(おすすめの使い方) DON’T(やってはいけない罠)
AIに全体の「骨組み(下書き)」を作ってもらい、最後の仕上げ(自分の具体的な体験談や本当の想い)は必ず自分の手で書き加える。 AIが書き出した文章を、内容の確認もせずそのまま丸ごとコピー&ペーストしてブログに投稿する。(誰の心にも響かない退屈なサイトになります)
お客様の一般的なお悩み相談の回答アイデアをブレストする道具として活用する。 フォームから届いたお客様の氏名、住所、具体的な相談内容などの「個人情報」をそのままAIに入力して送信する。(情報漏洩のリスクがあります)

「AIはあなたの代わりにはなれません。しかし、あなたの頭の中にある素晴らしいアイデアや想いを、世の中に伝わる言葉へと翻訳してくれる最高の翻訳機になってくれます。」

  • パソコンの前に座って、「何を書こう…」と画面を見つめたまま30分以上経過していないか
  • AIを使うのは難しそう、と実際に触る前に諦めてしまっていないか
  • 指示を出すとき、まるで本物の人間に頼むように「背景」や「条件」を詳しく伝えているか
  • AIがもっともらしい嘘(間違った事実)を言う可能性を理解し、ファクトチェックを行っているか