アクセスの急減は、原因が複数あることも多く、「これだ」と特定するまでに確認作業が必要です。闇雲に手を打つ前に、順番に原因を絞り込むことが大切です。この記事では、確認すべき項目を優先度の高い順に整理します。
- アクセス急減の主な原因パターン
- 最初に確認すべきこと(計測ツールの問題か・実際の減少か)
- Googleアルゴリズム更新との関係
- サイト側の問題(ペナルティ・インデックス削除)の確認方法
- 回復に向けて取り組むべきこと
まず確認する——「本当に減っているか」
パニックになる前に、最初に確認すべきことがあります。アクセスが減ったように見えても、計測ツール側の問題であることがあります。
原因の主なパターン
Googleのアルゴリズム更新
Googleは年に数回、検索結果の評価基準を大幅に更新します(コアアップデート)。このタイミングで検索順位が下がり、アクセスが急減することがあります。「Google コアアップデート 〇月」で検索すると更新の有無と時期が分かります。アルゴリズム更新が原因の場合、小手先の対策より「コンテンツの質を上げ続ける」という根本的な対応が必要です。回復には数ヶ月かかることもあります。
Googleからのペナルティ
スパムリンクの取得・コンテンツのコピー・過剰なキーワード詰め込みなど、Googleのガイドライン違反と判断された場合にペナルティが課せられることがあります。サーチコンソールの「セキュリティと手動による対策」レポートに通知が届いているかを確認してください。手動ペナルティの場合はそこに明記されます。
ページのインデックス削除・URL変更
リニューアルやURL変更の際にリダイレクト設定を忘れると、それまで検索で表示されていたページが404エラーになり、アクセスが一気に落ちます。サーチコンソールの「インデックス登録」レポートで「除外」ページが急増していないかを確認してください。URLを変更した心当たりがある場合は301リダイレクトの設定が必要です。
競合サイトの台頭
自分のサイトに問題がなくても、同じキーワードで上位に来る競合が現れたことでクリック数が減ることがあります。サーチコンソールで「表示回数は変わっていないのにクリック数が減った」場合、このパターンが疑われます。対策はタイトル・説明文の改善と、コンテンツの充実です。
サイトのセキュリティ問題
マルウェア感染や改ざんがあった場合、Googleがサイトを「危険なサイト」として検索結果に警告を表示したり、除外することがあります。サーチコンソールの「セキュリティの問題」レポートと、Google Safe Browsing(透明性レポート)でサイトURLを確認してください。
確認の順番——優先度順に
LTE回線でサイトを開く・複数のブラウザで確認・「downforeveryoneorjustme.com」などのツールでサーバーの生死を確認します。
「手動による対策」「セキュリティの問題」「インデックス登録」の3つのレポートを開き、赤いエラー・警告が出ていないかを確認します。
アナリティクスでアクセスが落ち始めた日付を特定し、「Google コアアップデート 一覧」などで検索して時期が重なっていないかを確認します。
ページソースコードまたは拡張機能「Googleタグアシスタント」でタグの動作を確認します。タグが外れていればこれが原因です。再設置すれば解決します。
アクセス急減は焦りやすい状況ですが、原因を特定しないまま動くと、逆に状況を悪化させることがあります。まず「何が起きているか」を落ち着いて切り分けることが最初の一手です。
- URLを大量に変更する(インデックスがさらに失われる可能性がある)
- サイトを一時的に非公開にする(Googleがインデックスを削除する可能性がある)
- 焦って大量のコンテンツを削除する(評価されていたページまで消えてしまう)
- サイトがLTE回線で正常に表示されるか確認したか
- サーチコンソールで手動ペナルティ・セキュリティ問題のレポートを確認したか
- アナリティクスのタグが正常に動作しているか確認したか
- アクセス減少の始まった日付とGoogleアップデートの時期を照合したか
- インデックス登録レポートでページの除外が急増していないか確認したか








